子供時代、入院中に「エコエコアザラク」読みました。その夜、病院に響く物音にビクビク。布団をがぶって震えていたのを思い出します。
そんな恐怖漫画を森下文化センターで学ぶ事ができます。(怖いから、学びたくない?)
「怪奇・恐怖漫画」系統立てて学ぶ
取り上げている漫画家は各時代のキーパーソン的な先生になっているのがポイントなようです。
昭和40年代、フレンド、マーガレットで古賀新一先生と楳図かずお先生が繰り広げた恐怖漫画対決(今読んでもトイレに行けなくなりそう)
1990年代になると御茶漬海苔先生。シンプルな線で描かれた作品が私たちを恐怖に陥れてくれました。
そして近藤ようこ先生。第18回文化庁メディア芸術祭・マンガ部門大賞を受賞し、美しく空間を活かした絵の中に恐怖が潜んでいます。40年代のオドロオドロしい絵とは、全く違った表現がここにはあります。
「怪奇・恐怖漫画を系統立ててみると江戸時代の民話伝承まで行き着くんです」と森下文化センターの樺澤さん。非常に奥の深い講座になっているようです。
1回だけ参加したいと思っていたのですが、記事を書いて「連続で見て欲しい」という樺澤さんのキモチがよくわかりました。
森下文化センターの漫画講座
漫画文化を次世代に繋いで行きたいとい思いからスタートしているそうです。
過去にはSFや劇画などの講座も行っているとの事。
漫画文化は、まだ多くの先生方がご健在。先生方自身での解説は、とても貴重なことだと思います。
以前、漫画情報雑誌で「ぱふ」ってのがありました。かなりマニアックな内容だったと記憶しています。これと同じニオイのする企画。たぶん好きな人はたまらないのではないでしょうか。
①物凄くマニアックですが💧
1970~80年代にかけて、「 #ぱふ 」という #漫画 専門誌がありました。これは、その「 #COM (60年代の漫画雑誌)」特集号(1979年発行)。豪華な顔ぶれです。 #手塚治虫 #レトロ雑誌 pic.twitter.com/FXICPpo0RX— カトウ・ニニ。 (@ninikatu) 2016年4月29日
「怪奇・恐怖マンガの世界」展も開催中
8/10〜8/27まで森下文化センター1F展示ロビーにて開催中です。貴重な原画も展示されています。
開催期間 2017/8/10(木) ~ 8/27(日)
開館時間 09:00〜21:00
※8月21日(月)は休館日
入場無料
詳しくはこちら
森下文化センター
所在地 | 東京都江東区森下3丁目12−17 |
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TEL | 03-5600-8666 |
交通 | 都営地下鉄新宿線・大江戸線「森下」駅 A6出口より徒歩8分 都営地下鉄大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河」駅 A2出口より徒歩8分 |
開館時間 | 9:00~22:00 |