MORISHITA MEETUP #01を開催しました。
今回は#0で全員が話題にした「高橋商店街 歩行者天国の活性化案」についてです。

■詳細

目標:高橋商店街 歩行者天国の活性化案
会場:高森地区集会所 江東区森下3-12-17 森下文化センター横
日時:2017年10月14日(土)
人数 :22名
時間:19:00〜21:50
登壇者 吉田さん alohalco 鹿野さん
お弁当 定食カフェ ラハンさん

■タイムスケジュール

19:05 開始 企画趣旨と今日のGOALの説明
19:10 アイスブレイク(少人数のグループを作って自己紹介)
19:25 キーノート シビックプライドについて 吉田さん
19:40 Session1高橋商店街 代表の方にイワタが質問する形で。
20:00 休憩
20:10 Session2alohaloco 鹿野さん
20:30 Group Session
「高橋商店街の歩行者天国の活性アイデアまたは、今日の感想」
21:10 発表
20:35 終了
20:50 片付け 解散

キーノート 吉田さん シビックプライドについて


非常にわかりやすいスライドでご説明頂きました。

人口減少と行政サービスの縮小

日本の人口推移

「若い人に限る」ですよね


シビックプライド

自分の家の前にゴミが落ちていたら拾います。でも街にゴミが落ちていたら拾いますか?
もし、シビックプライドという考えを持っていて、街の出来事が「自分事」になっていたら、ゴミを拾うはずです。そんな意識の事を「シビックプライド」と呼んでいると、理解しました。
シビックプライドを持っている人々こそが、街づくりの資源になるんですね。

わたしも同意見

「シビックプライド」がシティプロモーションと合わさると、地域活性につながるお話はとても参考になりました。
「シビックプライド」を詳しく知りたい方は以下の書籍をご一読ください。
シビックプライド―都市のコミュニケーションをデザインする

シビックプライド2 【国内編】 ――都市と市民のかかわりをデザインする

Session1 高橋商店街振興組合 川喜田さん 他役員の方

※いいね森下:イワタがお聞きする形で進めました。
会長の川喜田さんは、懐かしいレトロゲームが店頭に並んでいる「トイパークまさみや」さんです。
長い歴史のある商店街、歩行者天国の始まったのは、銀座と同時期だそうです。(だと1970年。今から47年前!)
この歴史を守り、商店街加盟店の利益も考えているそうです。
また、賑わいが生まれれば何でも良いと云うわけではなく、地域の住民の方とのコミュニケーションも大切にされているようでした。

過去にはいろいろイベントを受け入れて来たが、数回やって自然消滅ばかりだったそうです。
中にはゴミはそのまま残していく方や、大きな音を出して地域の方からお叱りを受けた事もあったとか。
緊急時の対応として直ぐに移動できる状態にしなくてはいけないなど、運営するのにもルールや苦労があるなと感じました。
実際に歩行者天国の開始時間に道路を封鎖して、開放するのは商店街のボランティアの方々が行っているそうです。

廃業する店舗が増え、そこがマンションにかわりました。商店街としては1階部分を店舗にしてもらうようにお願いしたそうです。しかし結局エントランスに。これで商店街が途切れてしまったいる箇所が生まれたとのお話は本当にご苦労が多いな思いました。

また、商店街にはテントや椅子、長テーブルなどがあるので、イベントを企画する際には自由に使っても良いと嬉しいご提案もいただきました。

高橋書店街 歩行者天国のスペック
距離 約174m
幅 約9.5m(場所によって違う)
※ google map上の計測

店舗数 48店
営業中 22店
お休み 26店(内6店は普段も営業していない)
露天  2店
※10月8日 調査。歩行者天国の面している店舗のみ調査。

Session2alohaloco 鹿野さん


鹿野さん、たかはしさん、吉田さん、イワタで「チーム森下」という、この森下地区を盛り上げるために、どうしたら良いのか話あう会があります。そこで出たいろいろなアイデアを鹿野さんが独自目線でまとめてプレゼンをしてくれました。

イベントとパブリック2つの活用方法がある

 


パブリックスペースとしての活用=商店街の活性化につながり、シビックプライドの浸透にも役立つと考えているとの事でした。

また具体例として、ベンチを設置するプロジェクトやホコ天ヨガなどがご紹介頂きました。

Group Session

グループを3つに分け、ポスト・イットをお配りして、「活性化のアイデア」「今日の感想」などを書き出して頂きました。それを元にグループ単位で話し合い、最後にグループの代表の方に、まとめを発表する形です。

以下発表頂いた時、私が書いたメモから幾つかPickupしてみました。
実際のアイデアより、どのように商店街さんと一緒にやるのか?がポイントだと感じました。

  • 過去に実行済みのアイデアもあるかもしれないが、次に繋がるのでやってみたい。
  • 一緒にやるという意識が持ってもらいたい!
  • 住民の参加がキーになるのではないか?

ポスト・イットまとめ

皆さんに書いてもらったポスト・イットを私なりに整理したのが以下になります。

1.意思疎通と少しずつ
このMeetupを進めるにあたり8月に川喜田さんにお会いして、9月に企画書提出。10月にタイムスケジュールをお渡しする形に進めてきました。十分かと思いましたが、できれば商店街の方々に企画の説明する機会を作るべきだったと反省しています。
また歩行者天国へ対する商店街の方々の思いと利用者との間に隔たりがあるのも感じました。
急激な変化ではなく、ゆっくりと対話をしながら活性化ができれば良いかなと思います。

2.イベントスペースとして
子どもも楽しめるイベントとエンターテイメント系に分類しました。
特に、障害者スポーツ体験会、水遊びは面白いなと感じました。

障害者すポース体験会
2020年にパラリンピックの開催を控え、障害者スポーツを広げるのにも役立ちますし、障害者スポーツをもっと知りたいと(自分も含め)感がているからです。

水遊び
タイの水掛け祭りほどではないにしろ、みんなで水遊びをするのは、とても楽しそうだと感じました。そして低コストです。

3.パブリックスペース、問題点、高橋(たかばし)を知ってもらう
鹿野さんの発表にあったベンチのアイデアは素晴らしいと思います。それをどのように運用するのか?
商店街だけでなく、我々市民もお手伝いしていく為に、ボランティアの育成が必要だと考えました。
それには、吉田さんにプレゼン頂いた「シビックプライド」をみんなが持つ事がスタートかもしれません。
キッカケとして高橋商店街の方々が持っている「タカバシプライド」的なものを広める事も必要なのだと思いました。

そして問題点にあがったトイレ!これは、とても大切だと感じています。たぶん一番近い公共のトイレは森下公園にあるのもです。
しかし2018年3月まで利用できません。パブリックスペースとして利用するにしてもトイレは必須です。

まとめ

最後に「いいね森下」の考えを書きたいと思います。

1.過去の失敗の検証
「過去にはいろいろやったが、次第に尻すぼみなった」との発言がありました。それでは何故、尻すぼみになったのか?そこには理由はあるはずです。これをきちんと検証する必要があると考えました。

2.ルールと参画しやすい仕組み
「歩行者天国に置いてあるものは、救急車等の通行のため直ぐに移動できるようにする」等のルールが文書化されている必要があると感じました。ルールがあれば、多くの人達が参画しやすくなります。また受付の窓口が誰にでも分かるような形だと良いと思います。

3.ボランティアの育成
商店街の人たちがボランティアで、お店を営業できな事もあったようです。これは歩行者天国の運営を地域住民と行う事で負担の軽減につながると考えます。

反省と次回へメモ

・懇談会で盛り上がり過ぎて5時になった。次回は日をまたがいないようにする。(前回も同じような事を・・・)
最後に

今回のアイキャッチ画像は、ラハンさんのお弁当です。このお弁当には色々な味の小さなおにぎりが入っていました。様々な意見があっても、このお弁当のようにまとまり、素敵な歩行者天国になったら良いなと感じました。