宮川唐がらし店

森下の交差点を清澄通りを両国方面に行くと宮川唐がらし店があります。ポストには「おつかれさまです」の文字。ガラガラと引き戸をあけると、そこには昭和がありました。

宮川唐がらし店 ポスト

土間と畳

L字形で店の奥まで続いている土間、小上がりは畳敷きで電気釜や生活道具が沢山ならんでいます。きっと真夏でも出しっぱなしだと思われるコタツ。もう昭和にタイムスリップです。そこには90歳を超えて少し耳が遠いお祖母ちゃんがいました。

宮川唐がらし店

大福帳も気になります

見事な手さばき

「くださいな〜」と言うと「辛さはどうする?」と曲がった腰でひょこひょうこ歩いていらっしゃいました。「普通で」と言い終わらないうちに、見事な手さばきで調合開始。すごいな〜と見とれてしまいました。いつからやっているんですか?と聞くと「大きさどうする?」話なかなか噛み合いません(^_^;)

宮川唐がらし店

調合中のおばあちゃん

ネットで調べると昭和23年創業みたいです。となると、そろそろ70年。

店内には懐かしい置物が沢山

大きなアンティーク時計には「SEIKOSHA」の文字。そして時刻もあっている。現役なんです(すごい)。大福帳や木彫りの熊やカエルの置物。こういった置物が並べてある店、昔は沢山あったよな〜懐かしいキモチにさせてくれました。また「すみだこだわりショップ2009」プレートもありました。まあ、当然だな。宮川唐がらし店 時計

宮川唐がらし店 置物

店内の置物。他にも木彫りの熊もいっぱいありました。

目分量も愛嬌

購入した七味は80g500円でした。ネットでは100g入っていた方の記事もありましたが、ご購入の際は細かい事を気にしないでください。お祖母ちゃんとのふれあいと手仕事を眺めるだけで一見の価値ありです。

取材日 2017年6月16日

所在地 東京都墨田区千歳3-6-5
TEL 03-3631-8008
交通 都営新宿線・大江戸線「森下」駅A5出口 徒歩2分
営業時間 10:00~18:00
定休日 日 祝
宮川唐がらし店